発電量シミュレーション 計算方法の検証 |
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計算方法の検証をしました。 方位角マイナス30度(約南南東)、傾斜角30度の我が家の場合で計算しました。 システム容量は1.8kWです。 Fig.1の黒い実線が1月20日のシミュレーションの結果です。 1月23日、24日の実測値(モニターの値)を家内の協力を得て記録しました。これをプロットしたのが青い○と緑の△です。 実際には実測値はその日の気温や風の有無で違いますので、午前11時の発電量がシミュレーション値と同じになるように規格化しました。 (寒い日は実測値の方が計算値より大きいです) |
Fig.1 |
13時までは計算値と実測値はかなり良く一致していると思います。 ところが、13時半以降は実測値と計算値が随分違います。 丘の影響で日が隠れるのは15時半以降なので、13時半から15時までの違いの説明がつきません。 これは計算式が間違っているのかなあ・・・。 それとも実測値に間違いがあったのか・・・。 もしかしたら、ちょうどその時間帯だけ雲が出ていたのかもしれません。なにせ家内にはモニターの値を記録しろとは言いましたが、その度に空を見ろとは言っていませんでしたから。 そこで、1月29日(日)、休日を使って午後のデータを詳しく取り直しました。 その結果をプロットしたのが紫の◇です。(Fig.2) |
Fig.2 |
この日は夕方まで雲ひとつ無い晴天だったのですが、13時半から15時までの結果は23日の結果をほぼ再現しています。雲の影響ではなかったのでした。 ところが、15時半から16時半までは奇妙な変化を示しました。 うーん、なんだ、こりゃあ??? その疑問は翌週の休日に解消しました。 13時半から15時までの間、南西側にある電柱の影が太陽光パネルにかかっていることがわかったのです。 そして、15時に影がかからなくなると、発電量が急激に回復することもわかりました。 |
Fig.3 |
これですっきりしました。 電柱の影がかかっていなければ、実測値は計算値に近い値です。 従って、何も障害物が無ければ、全ての時間帯において実測値と計算値はほぼ一致すると予想されます。 これで、計算方法には問題ないと判断しました。 今回の実験で、電柱の影響が意外にバカにならないことを初めて認識しました。 これから導入される方も近くに電柱や木などがあったら、影がかかっていないか、かかっていたら何時ごろか、良く調べてください。 我が家では発電量のピークを過ぎた時間帯なので、まだ良いのですが、発電量がピークの時間帯に影になると影響が大きいです。 それも季節によって違います。冬以外は太陽高度が高いので、あまり問題にならないでしょう。 |
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