エコキュート&IHクッキングヒーター:
導入10年の振り返り
 

我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。

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(この記事は、13.09.08に発行したメールマガジンNo.086の内容に対して加筆・修正したものです。)

 (メールマガジンのバックナンバーは、
  
http://archive.mag2.com/0000137376/index.html )

エコキュート&IHクッキングヒーター:
導入10年の振り返り

 2013年8月でエコキュート&IHヒーターを導入して丸10年になりました。

 ここで丸10年を振り返ってみたいと思います。

 そもそも、エコキュートとIHヒーターを導入しようとしたきっかけは、電気
温水器とIHヒーターの訪問販売でした。当時、プロパンガス代が高いとは
思っていたので、説明を聞いて確かに光熱費を節約できそうと感じました。
(注:私が契約していたプロパンガス会社は、基本料金はやや高めでしたが、
   従量単価はボッタクリというわけではありませんでした。念のため。)

 しかし、私は『即決しない』性格なので、とりあえずお帰り頂き、ネットで
調べまくりました。その結果、どうせ買うなら、電気温水器よりも効率の良い
エコキュートにしたいとの結論になり、エコキュートの販売店をネットで検索
しまくったのですが、なかなか情報が出てきませんでした。
 そんな中、やっと探し当てたのが私が購入した業者さんでした。ネット販売
の先駆け的存在です。今では「オール電化」のキーワードで検索するとゴマン
とヒットするので、隔世の感があります。10年一昔って本当ですね。


 まずは、IHクッキングヒーターを導入して10年の感想です。

 火を使わないという安心感(火傷、火災など)、掃除が楽で使わないときは
物を置ける利便性、10年間故障なし。家内は元々、中華鍋を振る腕力が無い
ので、鍋を振れないことへの不満もなく、快適に使ってきたようです。

 近頃、IHヒーターに対抗して、ガスコンロも掃除しやすくなって来たのは、
競争原理が働いて世の中(技術)が進歩したという点で、好ましいと思います。

 電磁波の人体への影響が懸念されていますが、少なくとも我が家では10年
間使って、健康上の影響は全く自覚していません。実際のところ、健康への
影響がどのくらいあるのか、統計でもあれば是非見てみたいと思います。

 また、子どもが火に接する機会がなく、使い方や怖さを経験できないという
心配もありましたが、家内の実家などに行ったときにはガスを使っているし、
地元の子ども会の行事などでも、火を使う機会は得られたので、特に問題と
は思いませんでした。

 経済効果については、全体の光熱費に占める『炊事』の割合が元々小さい
ので、ガスと比較してをどうこう言うほどのことではないと考えています。

 家内曰く、「買い換える時には、3口ともIH(現在は2口IH+1口電熱)が
良い」と・・・。
 まあ、そうでしょうね。最近は3口IHも価格が下ってきたので、買い替えの
際にはそうしたいと思います。(当分は壊れそうもない気がするけど・・・)


 次にエコキュートを導入して10年の感想です。

 高機能タイプの走りの機種を人柱になる覚悟で購入しました。おかげで色々
な経験が出来たと思います。

 最近の機種は良くなっているのかもしれませんが、浴室暖房への接続は
お湯ばっかり消費する割に効率が悪く、ちょっとガッカリしました。1年目以外
はずっと使っていません。

 床暖房への接続はなかなか快適ですが、現在のように深夜電力が大幅に
(約2倍)値上がりするとエアコンを使った方が光熱費的には有利のようです。

 以前、灯油とエアコンの経済性の比較をしたこともあり、当時(2005年冬)
は灯油に軍配が上がりましたが、エアコンの性能も上がり、灯油も1.5倍ほど
まで値上がりしたので、今ではほとんど同じくらいの光熱費と考えています。
(『おトクなナイト10』の昼間の電気料金は2005年冬に比べて1.2倍程度)

 エコキュートを導入してから故障が2回(保障期間内1回、保証期間外1回)、
故障ではないが点検によって発見された予防的な部品交換が1回ありました。
 やはりまだ多額の補助金が出る時期に購入したので、技術的にこなれて
いなくて、耐久性などは発展途上だったのだと思います。現在の機種では
耐久性が向上していることを願います。(効率は良くなったみたいですね。)
 部品交換や点検の際に、内部構造を見ることができ、それなりに良い経験
にはなりました。

 経済効果は、全体の光熱費に占める『給湯』の割合が最も大きいだけあり、
その効果は絶大でした。『でした』と過去形になのは、最近の深夜電力の大幅
値上げによって、その効果が低下してきているからです。
 当初は9年余りで元が取れるペースでしたが、丸10年でもまだ取れていない
のが現状です。(回収まで、あと2.8万円!)

 もっとも、私が計算している効果は、2002年9月から2003年8月までの光熱
費そのものとの比較であり、当時の電気、ガス、灯油の単価を時価に換算
して比較していないので、効果を過小評価しています。

 例えば2002年9月〜2003年8月の電気代を2009年の時価で計算し直すと、
本当の光熱費削減効果は年間約1万円多いはずです。2013年時点の時価で
計算しても、光熱費削減効果は年間1.1万円以上多いという計算になります。

 灯油の値上がりを含めると、光熱費削減効果は更に大きいと推測されます。
 例えば、我が家周辺における2002年11月〜2003年3月の灯油価格は、18
リットル当たり約750円でした。一方、2011年12月〜2012年3月の灯油価格は、
18リットル当たり約1,500円で、10年で約2倍に値上がりしています。
 導入前の灯油代を時価換算すると、年間で約13,000円の値上がり、つまり、
光熱費削減効果は、年間で約13,000円多いという計算になります。

 導入前の光熱費を時価換算して比較すれば、おそらく交換した部品代や点検
費用を含めても、既に元が取れていることでしょう。



 最後に、エコキュートとIHクッキングヒーターを10年間使ってみて、
「少なくとも失敗ではなかったな」と思っています。

(2013.09.29)




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