オール電化:エコキュートの上手な使い方2 ー 運転モードと沸き上げ温度 ー |
我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。
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このページでは、エコキュートの運転モードについて考察します。 掲示板の常連さんであるグッチーさんが、ご自宅のエコキュートの運転モードについて詳細な考察をされています。 →http://yes-net.ddo.jp/myhome/page2/113.html 三菱製のエコキュートの沸き上げ温度の設定がどうも『省エネではない』、 という問題提起をしてくださいました。 そこで、各社エコキュートの運転モードと温度設定を調べ、考察してみました。 (資料をご提供頂きました方に、この場を借りてお礼申し上げます。) |
ここで面白い傾向が見られます。 空調機器メーカーのコロナとダイキン、家電メーカーの三菱、松下、三洋で、 想定しているユーザが、どうやら違うらしいということです。 家電各社は『基本的にユーザは機器の動作を良く理解しておらず、「湯切れ」が 最大のクレーム』との前提で、「湯切れ覚悟の省エネをする人」は想定外のようです。 なぜならば、「深夜のみモード」の沸き上げ温度が仕様の最低温度65℃ではなく、 75℃に設定されているからです。 沸き上げ温度が65℃になり得るのは、昼間に追加沸き上げ出来る場合に限られ ているのです。 良くも悪くも、ユーザにはなるべく考えさせない。 「深夜のみモードを使いこなす人は少ない」という設計思想が見えてきます。 うちの家内のデジカメの選択基準は『かんたん』と『手ぶれ補正』です。 確かにそれで以前より格段に良い写真が撮れるようになりました。 (本人は腕が上がったような気になっているが、単にカメラが良いだけ) でも、細かい設定を変えたい場合には、かえって分かりにくかったりします。 一方、コロナとダイキンは、「深夜のみモード」がかなりの確率で使用され、 「湯切れ覚悟の省エネをする人がいる]、という前提に立っていると思われます。 あえてそのモードを使うんだったら、湯切れで文句言うなよ! ってな感じです。 どちらの考え方が良いかは実際に使う人によって違うと思いますが、このように 各社で運転モードと温度設定の思想が違うということを、できれば購入する前に 知っておきたいものです。 省エネに徹したい人は、今のところコロナかダイキンを選んだほうが良さそうです。 |
それでは、我が家の場合(コロナ製、460L)を例にして考えて見ましょう。 我が家の最近の使用湯量は350Lくらいです。設定は「深夜のみ 控えめ」です。 65℃×460L=663L/43℃換算 なので、65℃に沸き上げておけば実際の使用量 の約1.9倍という十分なマージンの湯量ということになります。 一方、75℃×460L=802L/43℃換算 なので2.3倍です。 沸き上げ温度が75℃では相当なオーバースペックだと思います。 実は、我が家の湯の使用量は冬場でも600Lを超えるのは稀なので、1年中 「深夜のみ 控えめ」でも足りてしまいそうです。 今度の秋から冬には、いつまで「深夜のみ 控えめ」で持ちこたえられるか、 試してみようと思います。 |
補 足 |
エコキュートが湯切れしたり、昼間の電気で沸き増しをしてしまう危険性が一番高いのは、秋から冬への季節の変わり目です。 各社で参照期間が違うようですが、過去1週間から2週間、長いときには4週間 くらいの必要湯量(=沸き上げ温度)を基に、その日の必要湯量を予測します。 例えば東京では、10月後半から11月には、前日までに比べて急激に気温が下る 日があります。そうすると、必要湯量の予測が少ない方にハズレてしまうのです。 もちろん、春にも急激に気温が上がる日があります。しかし、必要湯量の予測が 多い方にハズレるので湯が余り、翌日の沸き増し量が自動的に少なくなるだけです。 |
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