岩手・宮城内陸地震に関する一考察 |
我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。
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平成20年6月14日、午前8時43分頃、宮城県と岩手県の県境付近の内陸部でM=7.2と推定される地震が発生しました。 被害に遭われた方々には、心よりお悔やみ申します。 さて、現在分かっている範囲で、ライフラインの被害状況と復旧状況を考えてみたいと思います。(平成20年6月15日、午前9時現在) |
1.プロパンガス プロパンガスについては、特に被害は報告されていないようです。 「さすが、災害に強いプロパンガス!」といったところでしょうか? |
2.都市ガス 都市ガスについても、特に被害は報告されていないようです。 「あれれ?」、阪神・淡路大震災で、あれだけ大きな被害が出た都市ガスですが、今回は 供給停止が全く無かったそうです。 なぜだろう??? と思って調べてみました。 【宮城県の都市ガス供給地域と震度(震度5以上のみ表示)】 気仙沼市 大崎市 :6弱 石巻市 :5弱 仙台市:5弱 名取市 多賀城市 黒川郡富谷町 黒川郡大和町 宮城郡利府町 塩釜市 多賀城市 宮城郡七ケ浜町 宮城郡利府町 名取市 【岩手県の都市ガス供給地域と震度(震度5以上のみ表示)】 一関市 :5強 釜石市 盛岡市 岩手郡滝沢村 花巻市 水沢市 胆沢郡胆沢町 震度6弱を観測した大崎市、震度5強を観測した一関市は大丈夫だったのか??? 両市の面積は広いのですが、都市ガス供給エリアは市の中心部だけのようです。 Fig.1に示したのは、岩手県と宮城県の震度の分布です。(出典:気象庁HP) そして、両市の中心部の震度は5弱か4くらいです。 つまり、今回の地震では震度6弱や5強を観測した地域に都市ガスの配管はなかった! というのが、被害が無かった理由のようです。(都市部の参考にはならない) |
Fig.1 |
3.電気 東北電力HPの情報によると、停電の状況は下記の通りです。 9時:29,000戸 10時:22,147戸 11時:17,892戸 12時: 7,524戸 13時: 2,814戸 14時: 2,038戸 15時: 1,487戸 16時: 1,434戸 17時: 1,402戸 18時: 1,397戸 19時: 343戸 20時: 現在も停電中であります岩手県奥州市胆沢区若柳地区の28戸、宮城県栗原市 花山本沢地区の200戸、同栗駒沼倉耕英地区の115戸につきましては、土砂崩れ や道路の寸断などにより作業車輌や作業員が現地に向かうことができないため、 点検や復旧作業に着手できない状況となっております。 翌8時: 岩手県奥州市胆沢区若柳地区につきましては、ダム工事関連の施設やキャンプ場 であり、当該地区にお住まいのお客さまはおりません。 また、宮城県栗原市花山本沢地区および同栗駒沼倉耕英地区につきましては、 行政のヘリコプターによる住民避難が行われました。 地震発生直後の停電戸数の約99%は12時間以内に復旧しています。 残りの343戸も、住人がいないか非難が終了しており、発生から24時間以内で電気の供給 を受けられない人はいない模様です。 |
4.水道 宮城県栗原市で約2400戸、大崎市で318戸が被害を受け、栗原市では給水車が出動。 岩手県奥州市で約500戸、山形県舟形町で約180戸が断水している。 復旧の目途についてはよく分かりませんが、時間がかかりそうです。 やはり、今回の地震でも『水』がネックのようですね。 |
5.まとめ 今回の地震は内陸(山の中)で起こったので、土砂崩れの被害が大きかったようですが、 人口の少ない地域だったためか、死者・倒壊家屋はマグニチュードの割には少なかったと 思います。また、ライフラインの被害も甚大ではありませんでした。 これが、東京だったらどうなんだろう??? 震度の分布図から、震度の強かったエリアを切り取り、90度回転させて、関東地方の近くに配置してみました。(Fig.2) 岩手県や宮城県ではごく一部のエリアかもしれませんが、な、なんと、東京都がすっぽりと 入って、まだ余るほどの広範囲ではありませんか! こ、こわい・・・。 (08.06.15執筆) |
Fig.2 |
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