太陽光発電:電柱の影の影響 |
我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。
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「発電量シミュレーション計算方法の検証」の過程で、電柱の影によって発電量が低下することがわかりました。 そこで、電柱が年間発電量にどのくらい影響するのかを見積もってみました。 |
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Fig.1 |
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Fig.1は1月下旬の発電量の計算値と実測値を示しています。 これらを積分して1日の発電量を求めると、 計算値(電柱無し): 7.781 kWh 実測値(電柱有り): 7.184 kWh となりました。 実測値/計算値=92.33% という結果です。 |
次に電柱の影が太陽光パネルにかかる時期を考えてみます。太陽光パネルと電柱の位置関係は、Fig.2の通りです。 |
Fig.2 |
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太陽の方位角が42°(ほぼ南西)の時の太陽高度を月毎に求めると、12月20日では太陽光パネルのほぼ全面に影がかかり、1月20日・11月20日では太陽光パネルの約80%に影がかかり、2月20日・10月20日では太陽光パネルの端に僅かだけかかることが分かりました。 発電量は毎月17日締めで計算しているので、11月度、12月度、1月度、2月度の4ヶ月間、影の影響を受けることになります。この4ヶ月間は、1日の発電量が電柱無しに対して92.33%になり、他の月は影響を受けない(100%)と仮定します。 |
Fig.3 |
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Fig.3の発電量(電柱有り)は過去3年間の発電量の平均値です。 発電量(電柱有り)を係数で割ったのが、発電量(電柱無し)の推測値です。 月毎の発電量の合計を求めると、 発電量(電柱無し): 1,969 kWh 発電量(電柱有り): 1,918 kWh となりました。 発電量(電柱有り)/発電量(電柱無し)=97.4% なので、年間発電量への影響は2.6%という結果です。2月度・11月度の影響は多めに見積もっていますので、実際には2.0%くらいと推測します。 |
我が家の年間発電量は、メーカーシミュレーションの値と同等かそれ以上ありますので、電柱の影響はほとんど無いという結果と矛盾はありません。 我が家と同程度の位置関係であれば、電柱の影響は問題ないということが分かりました。 |
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