太陽光発電:ハイブリッド型パネルの徹底分析
−その4−

我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。

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はじめに

 今まで掲示板の中で、三洋のHIT(ハイブリッド型)太陽電池の発電効率や耐久性が話題になりました。なかなか情報が少なくて、実際どうなのかが良く分かりません。

 私としても大変興味があるのですが、メーカーに問い合わせても、論文を紹介されるだけで、たらい回しにされるし、NEDOに質問のメールを送っても無しのつぶて・・・。

 こうなったら自分で考察するしかありません。
 もしかしたら間違ったことを書くかもしれません。でも、やらないよりは良いでしょう。

 異論、反論、大歓迎です。掲示板なりメールなりで、どしどしお寄せ下さい。

 
今回の検討内容

 「その1」、「その2」、「その3」では、年間発電量と月別発電量の傾向について検討しました。
 私としては、想定内の結果(ハイブリッド型がビックリするほど良いわけではない)でした。

 しかし、三洋のHIT(ハイブリッド型)太陽電池のナゾはまだまだあります。

 その一つは、雨天・曇天時の発電量です。
 これは、掲示板での情報からすると、間違いなくHIT(ハイブリッド型)が有利のようです。
 不思議なのは、年間の発電量が1.1倍程度しか違わないし、晴天時の1日の発電量も大きくは違わないのに、雨天時の発電量は大きく違うことです。なんでそんな現象が起こるのか気になってしかたありません。

 NEDOに質問のメールを投げかけてみたのですが、なしのつぶてです。

  答えてくれないなら、勝手に推測するしかありません。そこで、ある仮説を立ててみました。あくまでも仮説なので、本当にそうなのかは分かりません。

 図1に示すように、光照射量に対する発電量が、多結晶では比例関係だが、HITでは比例関係ではなく、はじめは傾きが大きくてだんだん傾きが小さくなる特性であると仮定してみました。

図1

 晴天の日の日照に対して、雨天の日の日照が1/20であると仮定し、1日の照射光強度の変化を概算してみました。結果を図2に示します。

図2

 では、多結晶とHITの晴天時(図3)と雨天時(図4)の発電量を比較してみます。

図3
図4
考察

 図3の晴天時の発電量は、HITが僅かに良い程度(1.05倍)ですが、図4の雨天時の発電量は、HITの方が明らかに良い(1.73倍)結果になりました。

 この仮説が正しいかどうかわかりませんが、少なくとも、晴天時の発電量の違いは小さいのに、雨天時の発電量の違いは大きいという現象は説明できます。

 仮に正しいとして、なぜ、こういう特性になるのか、よく分かりません。
 もしかしたら、p型半導体がa-si層で、膜厚が薄いことが影響しているのではないかと考えています。特に明確な根拠はないのですが・・・。





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