太陽光発電:パワコンの出力抑制

我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。

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 掲示板に、太陽光発電のパワコンの出力抑制ランプが頻繁に点灯してしまうという書き込みがあり、それに対して、みなさんから貴重なコメントを頂きました。

 このページでは、それらの内容をまとめてみました。

1.どんな現象なのか?

 太陽光発電のパワコンには、設定電圧というのがあります。電力会社から供給される電気の電圧が、その設定電圧より高くなると、パワコンは発電を抑制するしくみになっています。
 メーカーによって異なりますが、モニタに「電圧」と表示されたり、ランプが点灯したりします。せっかく天気が良くても、この状態では発電量が抑制されてしまいます。

 この状態が頻繁に起こると、期待される月間発電量の50〜70%しか発電しないこともあり得ます。


2.対処方法

 最終的に処置をしてもらうのは、『電力会社』です。
 まず、太陽光発電の販売店又は施工店経由で電力会社に連絡してもらいましょう。
 (メーカーより、販売店又は施工店の方が良いです。)

 まともな販売店又は施工店なら、すぐに電力会社と連絡をとって対処してくれます。
 もしも、販売店又は施工店の対応が悪い場合には、電力会社の所管営業所に直接連絡しても構いません。販売店又は施工店を急かすよりも手っ取り早いです。

 まずは、供給電圧が何Vになっているのか、電力会社に調べてもらいます。

 電力会社から供給される電圧は、101V±6Vという基準があります。つまり、95〜107Vの間ということです。
 なので、パワコンの設定電圧は107Vにしていることが多いです。


 ところが、供給電圧が107Vを超えることも意外に多いようです。

 (実際に供給電圧が高かった事例 → こちら )


 その場合、供給電圧が基準内になるよう、『電力会社』に何らかの処置をしてもらうように要求します。パワコンの設定電圧を107Vより高くすることも出来ますが、安易に高くするのは、他の電気製品の寿命が短くなったりするので、好ましくありません。


 では、なぜ供給電圧が107Vより高くなることが起こるのでしょうか?

 変電所からは6,600Vの配電線が何本か放射状にその後は枝分かれてして伸びています。一般に変電所から近い所では電圧が高く、遠い所ほど電圧が低くなります。変電所から遠い所でも電圧を95V以上に維持するための対策として、以下の方法が考えられます。

 1 変電所からの電圧を上げる。
 2 電圧を制御するトランスを6,600V配電線の途中にいれる。
 3 枝分かれの仕方を適切に分配する。
 4 柱上トランスで低圧(200V/100V)にするときタップで調整する。
 5 配電線を増やす。

 電力会社が費用面で一番安易な対策の1だけをしていると変電所近くでは107V
を超過した状態が続くことになります。他の方法も合わせて実施して変電所からの電圧を上げる程度を少なくしないといけないのです。


 調整方法によっては日数がかかることがあります。その場合、調整できるまで応急処置的にパワコンの設定電圧を107Vよりも上げることがあります。ただし、あくまでも応急処置であって、供給電圧が基準内になったら、設定電圧は107Vに戻します。


 電力会社、営業所、社員個々で対応の良し悪しにバラツキがあるようですが、供給電圧が基準外の場合には、毅然とした態度で改善を要望しましょう。


 なお、供給電圧はあくまでも電力会社の問題で、太陽光発電の売電量が減ってしまった分の補償をメーカーや販売店に請求するのはお門違いです。電力会社に掛け合ってください。場合によっては、補償してくれることもあるようです。

                                              おわり




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