点検商法にご用心! |
我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。
|
点検商法にご用心! |
ある方からメールを頂きました。 そのメールには点検商法の実情が詳細に書かれていました。 そのメールをご紹介します。 |
はじめまして。 この度、貴殿のHPを拝見させて頂きかなり詳しく説明されているので感心しました。 で、何故メールさせて頂くまでの気持ちになったのかというと、私自体が太陽光発電の消費者になったのではなく、販売する側になっていて、つい最近までその会社におり、とうとうお客様を騙すという自責の念にかられて先月で辞めてしまいました。 私は元々リフォーム会社に勤めておりましたが、訳あり辞めてしまい、そのS会社に入社する事になりました。そのS会社は元々社長が朝日ソーラーのような屋根に温水器を屋根に設置する訪販会社に勤めており、貯蓄が一億円(殆どが脱税によりそののち税務署に入られる)になったら独立して会社を興そうとして、平成四年に会社を設立しております。 その後、温水器ではなく京セラの商品で不凍液を屋根に上げ 熱くなった不凍液を、軒下に設置してある貯湯タンクの水を熱くしてお風呂とかのガス代を安くするシステム(商品名SSAー3300)を販売(現在は販売していません)しており、約10年前から京セラの太陽光発電を販売するようになり、○○○市内ではかなり早くFC店(現在は京セラと喧嘩してFC店からはずされています)に加入しておりました。(注:○○○は東海地方の市) その会社での体験談ではありますが書かさせて頂きます。 そのS会社(今後Sに省略)は最近では営業マンの質の低下なのか(素人集団)太陽光発電の販売がこの売電価格が上がってきて販売し易くなったのにもかかわらず全然売れない状態が続いてきております。 で、売れないのに何が悪徳業者なのかというと、以前までの販売は貴殿が前例を揚げるような見積りも現地で手書きで書面を残さず契約書だけの即決営業をやっていましたが、その展開も特定商取引法が厳しくなり飛び込み営業も門前払いになり殆ど受注に結びつける事が出来なくなってきている現状でした。 そこでSの社長が考えたのが十年前に設置した京セラパネルにたまたま不具合(リコール請求は無し)が生じており、リニューアル交換(これは事実です)と称して京セラから足場代をせしめて(一方向しか足場がかかっていないのに京セラに対して全面の足場代を請求している)本来の太陽光設置の作業員では無く営業マンがパネルの上げ下ろしをやっているのです。 そこで京セラからせしめた足場を利用して「足場代を無料にするから屋根塗装や外壁塗装をやりませんか?」とかなり執拗に迫り、カラーベストの屋根のお客様になれば「このままでは雨漏れやヒビ割れの原因になりますし、現状ではかなり酷いですよ」とお客様を不安に陥れる法律に触れる営業トークでまくしたてていきます。 その他にも太陽光パネルは一年目は無料点検にはなりますが、四年後は2万円近くの点検費を取り、同じように家の一部始終のあら探しが始まります。ここがダメなら次はここと悪い所の間違い探しです。前述しました京セラのSSA3300の商品に関しても同じように不凍液を交換して点検するだけで4万円近い金額を請求し、それに輪をかけた営業トークの始まりです。 Sは現在では典型的な点検商法を実施しており、晴れの日は恐怖の点検、雨の日は点検が出来ないので、以前にその場で落ちなかったお客様を再度落としにかかります。 ここまでが下っ端の架空点検員が陥れるまでの流れなのですが、最終的にはお客様とのアポイントに結びつけるまでが仕事で、その後はS会社の社長の登場です。黒色の最上クラスのベンツに乗っての営業です。営業トークが上手なのか、ある意味は営業の鏡みたいな感じはしますが、基本姿勢は、 「見積は書くな! その場で決めろ! もっとお得感を出せ!」 です。 家の事に無知な客が圧倒的で私が今まで経験したリフォーム業者(正当な業者)の2割以上高く5割は超えています。社長はその事をいつも自慢げにしております。 貴殿のHPでの悪徳業者では、ローンを結びお金の無いお客様にも無理やり購入させていく手口が書かれていましたが(以前はローンばかりだったが、またもや喧嘩して提携出来なくなる)、お客様の殆どが現金決済でクーリングオフなんかクソくらえで契約後3日以内(金銭的にかなり圧迫している為)が鉄則でした。 そしてこれもまたクーリングオフ無視で現金払いをいい事に直ぐにキャンセルをさせないように即座に工事に取り掛かるのが常套手段です。着工後に契約書を書かせたりする事も幾度もある。 では悪徳業者でも施工に関しては真面目なのかというと…かなりいい加減なものでお客様の知らないことをいい事に所々で手を抜いています。 元々Sの社長は建築用語も20年近く業界にいながら知らない事が多く丸投げ業者に頼りっきりであり、工事の経過中なんかは一切顔も出さず監督に任せっきりでした。 まあ、このような会社の社員であった事を恥じ、悔やみ、お客様に申し訳ない事をしたと反省する日々です。 このS社は現在もお客様を不安に陥れて意気揚々とやっておりますが経営自体はかなりの「火の車」です。社員も少人数であるのにもかかわらず心が折れてしまってしまったのか、20人にも満たない会社なのに現在まで(10年そこそこの会社なのに)に200人以上の社員が辞めていき無駄な時間を浪費していきました。 社員になった事で加害者にもなりえますが、逆にこのような営業方針を強制される社員もある意味では被害者です。この様な悪徳業者に世にハビこる事を少しでも阻止できて、撲滅していけたら真面目に営業展開している方の為にも役に立てるのかと思い書かさせて頂いた次第です。 最後になりますがSの会社名は…。 (注:ウラが取れていないので公表しません) |
悪徳販売会社に入社してしまったばっかりに、意に沿わない営業をせざるを得なかった営業マンの苦悩、そして、「点検商法」に騙されてしまった方々のことを思うと胸が痛みます。 みなさん、「点検商法」には十分ご注意ください。 基本姿勢は、 「見積は書くな! その場で決めろ! もっとお得感を出せ!」 の逆で、 「見積を書かせろ! その場で決めるな! お得感に惑わされるな!」 です。 (10.06.03)(この記事はメールマガジンの内容を再掲載しました) |
|
TOP『我が家のオール電化&太陽光発電』−導入体験者だからここまで語れる−
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||