我が家のオール電化&太陽光発電 エコキュートのCO2削減効果 |
我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。
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このページでは、エコキュート導入前後のCO2排出量を見積もってみたいと思います。 まず、いきなり躓いたのは、太陽光発電の場合には機器の製造過程で排出されるCO2量が簡単に分かったのですが、エコキュートやガス給湯器の製造時のCO2量が私の調べた範囲ではよく分かりませんでした。 そこで、機器導入時のイニシャルCO2排出量には目をつぶり、オール電化前後でのランニングCO2排出量の比較をします。 まず、プロパンガスのCO2排出量の見積です。 プロパンガスの使用量[m^3]は分かっています。比重が2.07[kg/m^3]、CO2排出量は2.94172[kg-CO2/kg]という数字を見つけてみました。従って、 CO2排出量[kg-CO2]=プロパンガス使用量[m^3]×2.07×2.94172 という変換式になります。 次に、灯油のCO2排出量の見積です。 灯油LあたりのCO2排出量は、2.51395[kg-CO2/L]という数字がありました。 CO2排出量[kg-CO2]=灯油使用量[L]×2.51395 です。 最後に、電気の発電の際に排出するCO2量です。 これには以下の数字を用いました。 昼間:0.36[kg-CO2/kWh] 夜間:0.26[kg-CO2/kWh] 昼夜を問わず原子力発電量は常に一定で、昼間は需要が多いのでその分を火力電力でまかなっているので、昼間の排出量の方が多くなっています。 また、オール電化前には使用電気量が昼間と夜間に分かれていなかったので、導入前の電力使用量の昼夜の割合は昼間70%、夜間30%と仮定しました。 導入前の2002年9月〜2003年8月、導入1年目の2003年9月〜2004年8月、導入2年目の2004年9月〜2005年8月の昼間電力、夜間電力、プロパンガス、灯油の使用量とCO2排出量は以下の通りです。 昼間電力 夜間電力 プロパンガス 灯油 導入前 使用量 2423kWh 1039kWh 294m^3 324L 排出量 872kg-CO2 272kg-CO2 1790kg-CO2 815kg-CO2 排出量合計 3749kg-CO2 1年目 使用量 2600kWh 4887kWh 0m^3 234L 排出量 936kg-CO2 1271kg-CO2 0kg-CO2 588kg-CO2 排出量合計 2795kg-CO2 対導入前 -954kg-CO2 2年目 使用量 3250kWh 4787kWh 0m^3 54L 排出量 1170kg-CO2 1245kg-CO2 0kg-CO2 137kg-CO2 排出量合計 2552kg-CO2 対導入前 -1197kg-CO2 これをグラフにすると、Fig.1のようになります。 |
Fig.1 |
導入1年目、プロパンガスの代わりに夜間電力による排出量が増えていますが、夜間電力は火力発電の割合が少ないので、全体の排出量としては削減できています。 導入2年目、1月から2月にかけて、暖房のエアコンだけvs灯油併用の実験を行った関係で、灯油の使用量が減り、昼間の電力使用量が増えました。 灯油は最近の1000円前後の価格であっても、併用したほうが経済的には有利ですが、意外にCO2排出量は多く(というかエアコンの暖房効率が思ったよりは良いようで)、2年目の方がCO2排出量としては少ない結果になりました。 ランニングのCO2排出量だけの比較ですが、オール電化(エコキュート)の導入により、年間で約1000[kg-CO2]の排出を削減できていることがわかりました。削減率に換算すると約27%です。他にも車の排ガスなどもありますので、我が家全体の削減率が27%というわけではありませんが、京都議定書の6%よりは削減できていると思います。 太陽光発電によるCO2削減効果が年間で約1200[kg-CO2]なので、両者合わせて、約2200[kg-CO2]の削減効果ということになります。 これは、森林約440坪を所有していることに相当するようです。 |
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