エコキュートに向いているのは 夜中の気温が高い地域 |
我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。
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エコキュートは原理的に気温が高い方が効率よく湯を沸かすことができます。 Fig.1は、エコキュートのカタログなどに載っている、『次世代省エネルギー基準地域』の図です。 |
Fig.1 |
元々は省エネ住宅を建てるために設けられた基準ですが、エコキュートを設置する際の目安として流用されているようです。 V〜Y地域では一般用(最低気温が−10℃)、T〜U地域が寒冷地仕様(最低気温が−20℃)が推奨されています。 地域の区分は市町村単位で定められていますので、詳しくは http://www.rwa.gr.jp/download/data/h11_jisedai.pdf を参照してください。 例えば、東京都はW地域ですが、下記の例外があります。 V地域:奥多摩町 X地域:大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、 青ヶ島村、小笠原村 |
さて、掲示板で、時々エコキュートの消費電力の話題が出ますが、ポイントはやはり夜中から明け方にかけての気温ではないかと思います。 試しに都心(千代田区)と八王子の気温を比較してみると、都心の方がエコキュートに向いていることが分かります。 多くのデータを解析するのは時間がかかるので、とりあえず、2008年1月1日〜1月4日の4日間の、1時間毎の気温を気象庁のHPから引いてきました。 1時間毎の気温を4日分平均した結果がFig.2です。 |
Fig.2 |
昼間の気温は大して違いませんが、夕方から翌日の明け方までの気温は大違いです。とても同じ東京都とは思えません。 (元々同じだとは思っていなかったけど・・・ 笑) 特にエコキュートのヒートポンプが稼動する23時〜翌7時までの気温差には正直言って驚きました。 これではCOPが低いだろうし、おそらく水温も低いと思われるので、八王子の方がエネルギー効率的には断然不利ですね。 せめてもの救いは、我が家の太陽光発電を設置している屋根が南東向きで、主に気温の低い午前中に発電していることです。太陽光パネルの光電変換効率は温度が低いほど高いので、午前8時頃の光電変換効率はかなり高いんじゃないでしょうか? 「へえ、八王子ってすごく寒いんだ!」と思った方、それは違います。 Fig.3をご覧下さい。 |
Fig.3 |
さいたま市、府中市の気温を載せてみました。都心からさほど遠くない関東内陸部の気候って、こんなもんです。もちろん、もっと内陸に行けばもっと寒いです。 さて、Fig.4をご覧下さい。 比較的暖かいと思われる、静岡市、宮崎市のデータを載せてみました。 |
Fig.4 |
なんだ、東京の夜の方が暖かいじゃないか!!! そうです。 都心の夜って関東地方としては、いや、全国的に見ても異様に暖かいんです。 都心には太陽光以外に、車、店舗、事務所などの熱源がたくさんあって、深夜・早朝でも熱を放出し続けているからだと考えます。 よく、天気予報の『全国の天気』で主要都市の最高気温や最低気温が出てきますが、東京の最低気温の数値は決して広い関東地方を代表しているものではありません。 某プロ野球チームが『暖かい』宮崎でキャンプをしていますが、実は都心の方が暖かいんじゃないでしょうか? 多摩川グランドは寒いでしょうけどね。 さて、上記を踏まえ、『次世代省エネルギー基準地域』の図をもう一度見てみましょう。 (Fig.5) |
Fig.5 |
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