オール電化&太陽光発電:購入マニュアル
'12.04.01 改定35版

我が家ではオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)&太陽光発電をリフォームで導入しました。
導入過程の重要ポイント、経験して初めて知った事など、体験談をご紹介します。

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5.太陽光発電の発電量と経済効果について

 ・悪質訪問販売業者が良くオーバートークするのが発電量と経済効果です。

  太陽光発電の発電量のおおまかな目安は、

      1ヶ月の発電量(kWh)≒定格発電容量(kW)×90

  2kWシステムなら、1ヶ月の発電量は約180kWh。
  3kWシステムなら、1ヶ月の発電量は約270kWh。
  4kWシステムなら、1ヶ月の発電量は約360kWh。


  上記の値は「導入に向いている屋根」の場合です。
  東西面では発電量が約85%になります。


 ・太陽光発電の年間予想発電量は「kWh」単位で提示してもらいましょう。

 「発電量は?」と聞いて「○×円です」と答える業者が多いですが、必ず
 「何kWhですか?」と聞き返しましょう。即答できない場合は怪しいです。
 「金額は分かるのに、なんでkWhは分からないんですか?」と突っ込みましょう。


 なぜkWhではなく、金額で答えるのでしょうか?
 業者に言わせれば、「金額の方が直感的に分かりやすい」かもしれませんが、
 実は、「金額の方がkWhよりも算出根拠がごまかしやすい」です。


  太陽光発電メーカーのサイトで発電量のシミュレーションが出来ますが、
 販売業者からも必ず年間予想発電量を提示してもらいましょう。
 販売業者の提示する値の妥当性は、業者の信頼度の一つの目安になります。

  (「リンク集」→「メーカーサイト」)


 ・ハイブリッド型高効率タイプ(HIT)の太陽電池って???

  『発電量36%アップ!』というのは、単位面積当たりです。発電容量1kW当たり
  だと、年間平均で多結晶タイプに対して10%増しくらいです。
  従って発電容量1kW当たりの価格も、10%増しくらいは許容範囲ですが、
  2割も3割も高かったら、かえって割高です。


 ・単結晶タイプの太陽電池って???

  発電効率(=単位面積当たりの発電量)が多結晶に比べて高いですが、
  定格容量1kW当たりの年間発電量はどうなんでしょうか?
  明確な数値データがなかなか無いのですが、どうも多結晶と大差なさそうです。
  某中国メーカー製の単結晶パネルの販売員が、いかにも年間発電量が多い
  と思わせるセールストークをする場合がありますが、そのメーカーのHPの
  記載によると、東京地方の年間予想発電量は多結晶とほぼ同じです。
  従って、価格的にも多結晶タイプと同程度が妥当ではないかと思われます。

  2011年以降に発売された単結晶タイプの太陽電池の中には、
  メーカによる年間発電量見積が多結晶より数%多いものも有ります。
  「単結晶」とひとくくりに論じられなくなってきたのが現状です。
  メーカのHPやカタログで十分確認しましょう。(12/04/01追記)



 ・パワーコンディショナーの定格出力について

  掲示板で良くある質問のひとつに、「設置するパワコンの定格出力が、設置する
 パネルの定格値よりも小さいのだが、大丈夫か?」というものがあります。

  一般に多結晶パネルの場合、パワコンの定格出力の1.2倍程度のパネルを
 設置できると言われています。例えば、定格4kWのパワコンで4.8kWのパネル
 までカバーできるということです。これは、太陽光パネルの温度上昇による効率低下、パワコンのロス、その他のロスなどために、定常的な発電電力は多くてもパネルの定格値の80%程度だからです。つまり、定格4.8kWのパネルを設置していても、 発電電力が4.0kWを超えることは滅多にありません。

  雨上がりに雲間から急に日光が差した時などに、発電電力がパワコンの定格値
 を超えることもあります。また、南1面設置の場合に南中時の太陽高度が垂直入射になる時期にも、正午前後に発電電力がパワコンの定格値を超えることがあります。 その場合、パワコンの定格値(上記の例では4kW)を超えた分の発電電力は確かにムダになってしまいますが、短時間なので、年間発電量に対する影響はごく僅かであり、ほとんど誤差です。

  我が家の太陽光発電システムはパワコンの定格が1.5kW、パネルの定格が1.8kWですが、過去5年間の年間発電量はメーカーのシミュレーションと同等か若干多いくらいの実績を残しています。(多結晶、南南東、30°設置です)

 なお、2面設置、3面設置の場合、各面が同時に最大発電電力になることはないので、1面設置の場合よりもパワコンの定格を超える確率は低いです。

  HIT(ハイブリッドタイプ)の場合には、多結晶よりも余裕を見ておいた方がよく、
 設置するパネルの定格値はパワコンの定格値の1.1倍程度に留めておいた方が
 無難です。詳しくはメーカーサイトのシステム構成例を参照する事をお勧めします。


 ・太陽光発電の年間予想発電量の簡易見積について

  このWEBサイトでも、屋根の方位・傾斜角、地域ごとの日照条件に基づいて
  年間予想発電量を自分で計算する方法を掲載しています。ご活用ください。

  「情報・体験談・秘話」→「導入時参考編」
    →「太陽光発電:年間発電量の簡易見積(日照係数)

 

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